六星占術における木星人は、何ごとに対してもコツコツと着実に成し遂げていく努力家です。
几帳面で忍耐強く、一度目標を決めるとそれに向かって邁進し、どんな困難な事態におちいっても、目的を達成するまで努力しつづけます。
リーダーとして周囲をグングン引っ張ったり、突出した才能によって華々しい活躍をすることは少ないものの、目標に向かって、確実に一歩一歩、階段を上がっていこうとする姿勢は、生涯を通じて強力な武器になります。
また、感情よりも理性を重んじるタイプですから、木星人の行動にはつねに理性による裏づけがあります。
そのため、たとえ自分の意にそわない状況であっても、感情に流されて衝動的な行動をとることはまずありませんが、半面、自分の思ったことを相手にうまく伝えられず、まわりの人から誤解されやすいところもあります。
そんな実直でまじめな木星人は、縁の下の力持ち的な存在として一目おかれるなど、周囲の人たちから多大な信頼と尊敬を得ることができるでしょう。
しかし、石橋をたたいて渡る堅実な性格が、かえって裏目にでることもあります。
自分の行為が正しいと納得してからでないと行動をおこさないため、ときには周囲と足並みそろわず、異性から『カタブツ』と敬遠されたりします。
しかも、保守的で冒険を好まない性格に加え、情報をいち早くキャッチして自分のものにするのが大の苦手です。
信用を積み重ねてやっと手がけることができた仕事を土壇場で他人にさらわれたり、決断を遅らせたためにチャンスを逃したりすることが、ままあります。そればかりでなく、人づき合いがあまり上手でない性格が災いして、その後のフォローがうまくいかずに悩む人も少なくないようです。
とはいえ、どんなにつらい目にあっても、それをはねのけ、乗り越えていく強い精神力をもっているのが木星人の長所です。
初対面で相手に悪い印象をもたれたとしても、じっくり時間をかけて誤解を解いていくでしょうし、要領が悪くて失敗したとしても、地道な努力によって信頼を回復していくことでしょう。
長年にわたって裏方に徹しながら人を動かす立場に立つと、驚くほど才能を発揮する木星人には、まさに大器晩成という言葉がピッタリです。若いころは、重厚にみえる外見のわりに中身がともなっていないといったギャップで損をすることもありますが、年齢を重ねるにつれて、味のある人物に成長していきます。
じつは、俗にいう"影の実力者"といわれる人にいちばん多いのが木星人なのです。
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